1,500超の自治体で導入。Yahoo!くらしが緊急配信用テンプレート機能を追加
1,546団体の自治体(2024年6月時点)が導入している「Yahoo!くらし」(LINEヤフー株式会社)の公共情報配信機能。今回、災害時の緊急情報配信用テンプレート機能(以下同機能)が追加された。
機能追加の背景
以下のとおり昨今、多数の災害が起こっていることから、同機能が追加された。
- 例年シーズンが来るたびに発生する大雨・台風の被害
- 昨年にも起こった猛暑による熱中症リスク
- 未曽有の地震災害
- クマの出没被害
上記のような緊急情報の配信需要は大きくなっている一方、自治体の配信担当者には多大な作業不可もかかる。
特に、昨年からクマの襲撃被害報道も相次いで起こっており、自治体は新たな災害情報にも対応を迫られている状況だ。
10パターンのテンプレート機能
同機能で自治体担当者は、過去の配信データを分析・抽出した10パターンを利用できる。
ジャンル | テンプレート項目 |
大雨 | 梅雨入り注意喚起 |
氾濫危険水位 | |
避難指示・避難所 | |
大雨特別警報 | |
線状降水帯 | |
台風 | 台風接近注意 |
地震・津波 | 地震直後 |
津波警報 | |
獣害 | クマ出没注意 |
熱中症 | 熱中症 |
また自治体の配信担当者は、以下の手順で配信を効率良くできるようになる。
①一覧画面「新規データ配信」を選択
②編集画面「テンプレートから配信する」を選択
③編集画面テンプレートを選択し、「読み込む」を選択
④テンプレート内容が反映
⑤必要に応じて[◯◯に差し替え]「配信地域」「地図(任意)」の箇所を変更
⑥「Yahoo! JAPAN」アプリや「Yahoo!防災速報」のプッシュ通知を配信
(執筆:デジタル行政 編集部)