豊中市、ウェルモと協定を締結 デジタル技術を活用し介護分野での課題解決を推進 [ニュース]
豊中市は、ケアプラン作成支援AI等のケアテック事業を展開する株式会社ウェルモと協定を締結した。高精度の電力センサー情報等を用いた居宅内モニタリングシステムの実証事業や介護事業所向けデジタル研修の開催など、協定に基づく連携事業を行い、介護の質の向上や生産性向上などに繋げていくとしている。
【介護分野におけるデジタル技術の活用による課題解決への取り組みに関する協定の概要】
1.協定締結先 株式会社ウェルモ(本社:東京都千代田区)
2.協定の内容
(1)介護分野における官民データの利活用方法の検討・研究
(2)介護分野の業務課題解決及び業務高度化に向けたデジタル技術活用の検討・研究
(3)その他地域包括ケアの推進に関すること
3.協定締結式
(1)日時 令和3年(2021年)12月23日(木) 13時15分~
(2)場所 豊中市役所 第一庁舎3階 秘書課 第一応接室
(3)出席者 株式会社ウェルモ代表取締役CEO 鹿野 佑介・豊中市長 長内 繁樹
【実証事業の内容】
(1)概要
〇一人暮らしの高齢者宅に高精度の電力センサー等を設置し、家電の利用データなどを基にAI技術を用いて高齢者の生活リズムや異常状態を推定する。
〇高齢者の生活行動をモニタリングレポートとして家族やケアマネジャー等に提供するとともに、異常状態が推定された場合はリアルタイムで通知する。
〇この取り組みが介護サービス適正化やケアの質の向上に寄与するかどうかを検証する。
(2)対象
豊中市内の要支援・要介護認定の一人暮らしの在宅高齢者 20名程度
(3)期間
令和4年(2022年)4月 ~ 令和5年(2023年)12月(予定)
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)