東京都、都政の構造改革加速化に向けた「シン・トセイ加速化方針」を公表[ニュース]
東京都は8月12日に、2020年8月より実施している都政の構造改革の取組について、これまでの取組の到達点「改革の現在地」の職員への共有と、全庁的な取組を更に展開・浸透させていくための「加速化方針」を提示することを目的とした「シン・トセイ加速化方針」を公表した。
都政の構造改革の目的は、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)を飛躍的に向上させることとし、職員に対してこれを常に意識し、「スピード」「オープン」「デザイン思考」「アジャイル」「見える化」の5つのキーワードを実践することで、仕事の進め方や組織風土の変革につなげていくことを促している。
具体的な方針は大きく以下の7つにより構成されている。
01 「自分達のオフィスは自分達で作る」 新しい働き方を支える未来型オフィスを全庁展開
02 「上司は部下に紙で資料を求めない」 業務環境と仕事の進め方を変え、5つのレスを徹底
03 デジタルファースト条例・推進計画に基づき、全ての手続の原則デジタル化を推進
04 官民協働の成功体験を積み重ね、スタートアップ・シビックテック等との協働を深化
05 課題を洗い出し、集中的な検討で、デジタル時代にふさわしい契約・会計制度へ
06 各局リーディング・プロジェクトの実践 5つのキーワードを徹底推進
07 コミュニケーションツールを拡充し、職員参加による改革ムーブメントを創出
公表された「シン・トセイ加速化方針」の資料では、上記7つの取組方針について、分かりやすく取りまとめられている。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)