東京都、令和4年度DXを推進するためのデジタル関連予算[ニュース]
東京都は「東京都予算案の概要」にて令和4年度の予算案を公表している。
デジタル関連経費では「スマート東京」の実現や都政の構造改革の取組など、各分野でDXを強力に推進することで、東京の潜在力を引き出し、都民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めていくとして、前年度比34.3%像の2,334億円を当初要求した。
デジタル関連経費の内訳は5GやAI活用といったスマートサービスの充実など、豊かで便利な暮らしを実現する「スマート東京」の実現に780億円、未来型オフィス実現やオープンデータ徹底活用など、デジタルガバメント・都庁の基盤を構築する都政の構造改革「シン・トセイ」の推進に422億円、既存システムの運用や維持管理など維持管理費用が1,502億円となっている。
具体的な取組として、都市の3Dデジタルマップ化「バーチャル東京」の構築、キャッシュレス決裁に対応したパーキング・チケット発給設備等の開発、道路損傷を通報できる市民投稿アプリ、が主な新規拡充事業として挙げられている。
詳細は令和4年度東京都予算案まるわかりブックを参照
令和4年度予算全体は一般会計歳出総額7 兆 8,010 億円(前年度当初予算比 3,760億円、+5.1%)
持続可能な都市へと進化する「サステナブル・リカバリー」を実現する取組や、東京2020大会のレガシーを発展させる取組に重点的に予算配分したことなどにより、過去最大の予算規模となっている。
東京都予算案の概要
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)