竹富町でAIチャットボット「BEBOT」による非接触・非対面行政窓口サービスをスタート [ニュース]
沖縄県竹富町は、2021年10月1日より、AIチャットボットによる非接触・非対面行政窓口サービスを開始した。株式会社ビースポークが提供するAIチャットボット「BEBOT」を活用しており、窓口を訪問することなく、竹富町民に「行政に関する情報」を、竹富町を訪れる観光客等に「観光に関する情報」を提供する。AIチャットボットは竹富町ホームページにアクセスして利用することができる。
竹富町は「竹富島」「小浜島」「西表島」など、琉球列島の最南端に位置する八重山諸島に属する9つの有人島と7つの無人島からなる町で、竹富町役場(庁舎)は石垣島に所在している。竹富町民が本庁舎を訪問する際は船舶による移動が必要であり、移動時に常に感染症への感染リスクが伴ってしまうため、長期化するコロナ禍においてニューノーマルへの対応が急務となっていた。社会経済活動と感染拡大防止の両立のため、今回のAIチャットボットの導入に至ったという。
【実施概要】
提供開始:2021年10月1日(金)
提供言語:日本語、英語
提供分野:生活、医療・福祉、交通、防災、観光、教育
メリット:窓口を利用することなくパソコンやスマートフォンで利用者が必要とする情報をタイムリーに提供することが可能
【提供する情報】
・生活に関する情報:ごみ処理方法、税金、ライフライン、生活支援制度、苦情受付け など
・医療・福祉に関する情報:新型コロナウイルス感染状況・ワクチン接種、医療機関、医療助成制度 など
・交通に関する情報:石垣空港、船舶、バス、離島割引制度 など
・防災に関する情報:災害、避難所、海況 など
・観光に関する情報:観光スポット、宿泊施設、飲食店、アクティビティ、買い物 など
・教育に関する情報:竹富町教育委員会(リンク)
【対応している質問例】
・コロナワクチンの予約について
・家電の処分について教えてください
・こども医療費助成に対象の方
・竹富町へのアクセスを教えてください
【担う役割】
・いつでもどこでも誰でも利用可能な環境および体制の構築
・一定の品質を担保したボーダーレスかつシームレスな情報提供
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)