山口県下関市、災害時の避難所混雑状況の情報配信で、「VACAN」を導入[ニュース]
山口県下関市は、AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、バカンと2021年5月19日、災害発生時における避難所の混雑情報配信に関する協定を締結した。対象となる市内の避難所は計177カ所で、情報の配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を通じて行われる。住民は、混雑状況をインターネット上で確認することが可能となる。
バカンの混雑情報配信システムは、避難所や観光地、繁華街や公共施設の混雑状況に関する情報配信システムとして、既に60以上の自治体で導入されているが、山口県での導入は下関市が初となる。
VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」という機能があり、避難者はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することが可能。混み具合の情報は、各避難所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新する。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階となる。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)