仙台市、デジタル技術を活用した人流データ調査の実施結果を公表[ニュース]
「仙台市デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」では、データやICTの利活用を通じて、行政のデジタル化、まちのデジタル化を進め、スマートシティ型のまちづくりを目指している。この取り組みの一環として、民間事業者と連携し、2021年5月に市中心部商店街エリアでデジタル技術を活用した人流データ調査を実施。その調査結果を公表した。
【調査概要】
1 内容
仙台市中心部商店街エリアにおいて、3つのデジタル技術を活用して人流データの取得を行い、各調査手法の特性や課題などの検証、評価を行うもの。
2 実施地区
一番町四丁目商店街、ぶらんど~む商店街、サンモール商店街、おおまち商店街、クリスロード商店街、名掛丁商店街
3 手法
(1)該当エリアに設置したカメラ画像のAI分析による計測
(設置場所・台数)
おおまち商店街振興組合(空中ステージ・藤崎前)・3台
(2)Wi-FiおよびBluetooth等の電波を検知するセンサーによる計測
(設置場所・台数)
該当エリア内の協力店舗・合計12台
地下鉄仙台駅、勾当台公園駅、広瀬通駅、青葉通一番町駅の改札付近・各1台
(3)NTTドコモのスマートフォン、携帯電話の電波を検知するモバイル空間統計による計測
4 調査期間
令和3年5月28日~5月30日
5 協力団体
アンデックス株式会社・ニューラルポケット株式会社、株式会社NTTドコモ東北支社、株式会社サイバーエージェント、ZORSE株式会社、富士通Japan株式会社、仙台商工会議所、仙台市中心部商店街活性化協議会
【実施結果】
それぞれの調査手法ごとに人流データの分析を行い、各調査手法の数値の比較などのまとめを実施。また、調査結果について、魅力アップや安心安全の確保、利便性の向上等に向けどのように生かしていくか、仙台市中心部商店街活性化協議会の協力のもと商店街関係者の意見なども得ながら検討していくとしている。
仙台市がまとめた報告書、各協力事業者がまとめた報告書および取得したデータについては以下のページから確認できる。
「デジタル技術を活用した人流データ調査について」
http://www.city.sendai.jp/system/shise/security/johoka/data01.html
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)