堺市、市内企業オープンデータポータルサイトを運用開始[ニュース]
大阪府堺市は、(公財)堺市産業振興センターを運営者とした、政令指定都市としては初となる法人企業データベースを活用した堺市内企業ポータルサイト『SAKACIL(さかしる)』(https://sakacil.com)を開設し、2021年 11 月 25 日(木)より運用を開始した。
『さかしる』は、国が公開している企業のオープンデータをもとに、堺市内に本店等を構える約 24,000社の法人企業情報を掲載し、市内企業が自ら情報を入力することも可能となる、オープンデータポータルサイトであり、このような取り組みは政令指定都市においては全国初とのことだ。
今月より試験的に自社情報の登録を呼びかけており、約 500 社の情報が先行入力されているという。
今後さらに市内企業の登録を促進するため、12 月 1 日(水)より堺市に本店等を登記している法人企業約 2 万 4 千社に自社情報の登録を呼びかける招待カードを発送する予定とのことだ。
堺市内に本店等を構える法人企業は、『さかしる』内に自社ページを無料で持つことができ、自社や店舗の紹介・写真・代表者メッセージなど、発信したい情報を自ら入力・公開することが可能。自社サイトを持たない企業も、『さかしる』上で自社情報を発信することが可能となる。
また、『さかしる』の自社ページ内では、登録した企業情報を元に、自社にマッチした行政の支援策情報をプッシュ通知で受け取ることができるため、活用可能な支援情報を自ら探す手間を省くことが出来る。さらに、会社のことを発信し知ってもらうことで広く認知が広がり、新規取引先創出、協業先の開拓、地域住民からの理解の向上など、交流が活性化されることも期待できる。
登録されたデータはオープンデータとして誰もが利活用することができますので、将来的には『さかしる』上のデータにした新サービスの創出など、企業データの活用を推進し市内経済の活性化に繋げていくとのことだ。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)