佐賀市、「介護予防DX~データを活用した介護予防推進事業~」が総務大臣賞を受賞[ニュース]
佐賀県佐賀市は、総務省統括の「Data StaRt Award~地方公共団体における統計データ利活用表彰~」第6回表彰で、『介護予防DX~データを活用した介護予防推進事業~』が総務大臣賞を受賞した。
■Data StaRt Award~地方公共団体における統計データ利活用表彰~とは
地方公共団体における統計データの利活用を推進することを目的として、客観的な統計データに基づく的確かつ効率的な行政運営を促進する観点から、総務省が統計データを利活用した優れた取組を進める地方公共団体に対し表彰を実施する。総務省統計局は、統計の日(10月18日)に受賞団体を決定し、報道発表を行う。
第6回表彰は、全国55の都道府県・市区町村から応募があり、総務大臣賞(1団体)、統計局長賞(1団体)、特別賞(4団体)の6団体が受賞。
■佐賀市の取り組みについて
佐賀市では、医療・介護・健診等のビッグデータを活用し、地域や医療機関等の関係者と連携して重症化リスクの高い高齢者の介護予防を推進している。
令和3年度は、データにより高血圧や糖尿病等の生活習慣病の重症化のリスクの高い高齢者を抽出し、保健師等の専門職が運動や栄養の指導等を実施しており、治療が必要な方に対しては、佐賀市医師会の協力のもと、医療機関への治療へとつなげている。
今後は、地域の民生委員による「高齢者実態調査(フレイルチェック票)」を活用したデータ分析や、生活習慣病の治療中断者への受療勧奨などの取り組みを予定しており、データ利活用によって、「生活や安心のためのより良い変革」が実感できるような「介護予防DX」を推進する予定。
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)