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西会津町、AI オンデマンドバスの実証運行を開始[ニュース]

西会津町、AI オンデマンドバスの実証運行を開始[ニュース]

福島県西会津町と会津乗合自動車、みちのりホールディングスは、今年7月に締結した「西会津町民バスの輸送サービス向上に向けた連携・協力に関する協定」に基づき、Via Mobility Japan株式会社が開発・提供するシステムを使ってリクエスト型最適経路バス(AIダイナミックルーティングバス)の実証運行を2021年11月8日から2022年3月31日まで実施する。

AI オンデマンドバスは、利用希望者が電話や専用アプリ「西会津町デマンドバス こゆりちゃん号」から乗車リクエスト(乗車・降車場所の希望)を出すと、そのリクエストに合わせてAI(人工知能)が車両の運行ルートやスケジュールを生成する、効率的な配車・運行サービス。

本システムでは、バーチャルバス停(標柱を置かない乗降場所)を多数設定し、従来の固定バス停型に比べ、乗降地点がより希望地点に近くなるため利便性が高まることが期待される。

今回のサービスにより、利用者は、既存バス停よりも希望場所に近い場所で乗降できる。また、アプリ画面で乗車する既存のバス停やバーチャルバス停、およびそこまでのルートや、乗車する車両の現在位置・到着予想時刻、車両情報を確認することができる。
また、乗車後は、アプリで車両のリアルタイムの位置と目的地への予定到着時刻を知ることが出来る。

実証運行の終了後は、その結果を踏まえ、2022年4月1日以降本格運行を予定しているとのことである。

(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)