名古屋市、市民課窓口のデジタル化に向けた実証実験を実施[ニュース]
【概要】
名古屋市では「書かなくてよい」「お待たせしない」窓口の実現を目指し、港区役所及び南区役所の市民課において、スマートフォン等を使った住民異動届の事前入力による届書作成と来庁予約の実証実験を実施しており、市民の参加を呼びかけている。
【実施期間】
令和3年9月13日(月曜日)から令和4年2月末頃まで
※終期については変更になる場合がある。
■港区役所市民課における実証実験
住民異動届(転出・転入・転居)について、スマートフォン等を使ってウェブサイトから届出事項を事前入力するとともに来庁日時の予約が可能。
区役所で届書を書く手間が省けるとともに、待ち時間の短縮が期待できる。
1.スマートフォンやパソコンで届出事項を入力
2.来庁日時を予約
3.事前入力をもとに区役所職員が届書を出力(印刷)
4.予約した日時に来庁し、予約専用窓口で署名・本人確認の上、届出
【留意点】
予約開始は令和3年9月13日(月曜日)からだが、予約可能日は令和3年9月15日(水曜日)以降。
予約入力は、予約希望日の2週間(14日)前の午前9時から、2日前の午後5時まで可能。
市民課窓口のみの予約。市民課以外の窓口では待ち時間が発生する場合がある。
実験の詳細ページ
https://www.city.nagoya.jp/minato/page/0000144184.html
■南区役所市民課における実証実験
住民異動届(転出・転入・転居)について、スマートフォン等を使ってウェブサイトから届出事項を事前入力することで生成される二次元コード(SQRC※)を、区役所に持参し、専用リーダにかざすと届書が出力(印刷)される。これにより、届書を書く手間を省くことが可能となる。
なお、スマートフォンを使ってSQRCを取得した場合はそのスマートフォンを、パソコンを使ってSQRCを取得した場合は出力(印刷)した紙を持参のこと。
※ SQRCとは、データの読み取り制限機能を持ったQRコードで、プライバシー情報や機密情報の管理等に活用されています。見た目は通常のQRコードと同じ。QRコード、SQRCはともに株式会社デンソーウェーブの登録商標。
1.スマートフォンやパソコンで届出事項を入力
二次元コード(SQRC)を生成・取得
2.市民課に設置された専用リーダで二次元コードを読み込み
届書の自動出力(印刷)
3.出力(印刷)された届書に署名し、窓口で本人確認の上、届出
実験の詳細ページ
https://www.city.nagoya.jp/minato/page/0000144184.html
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)