長野県、サントリーホールディングスと包括連携協定を締結[ニュース]
長野県は、サントリーホールディングス(株)と、12月7日(火)に「包括連携協定」を締結した。
本協定は、複数分野にわたるさまざまな活動を相互連携しながら推進し、持続可能な社会を目指して、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展を図ることを目的としている。
サントリー社は、長野県内にサントリー天然水 北アルプス信濃の森工場、サントリー塩尻ワイナリーという生産拠点を置く地元企業であり、「しあわせ信州」の実現に向けて、地域住民に寄り添ったさまざまな活動を共に推進していく。
●「包括連携協定」の主な内容と具体的な取り組み事例
(1)水源涵養力の高い森林環境づくりに関すること
「森と水」を軸とした取組
・森林(もり)の里親制度による森林整備支援
・森や水に関する研究・交流
(2)「水」や「農産物」の新たな利活用とブランディングに関すること
サントリーと長野の相互のブランドと商品力を活用
・「水」をキーにしたブランディングへの取組
・サントリーのワインぶどう栽培、ワイン造りと連携した県内ワイン振興
・“地元の水”の「おいしさの体験機会」の創出
・「サントリー天然水〈北アルプス〉」をふるさと信州寄付金返礼品として活用
(3)環境保全と次世代への啓発及び循環型社会の形成に関すること
環境を守り次世代に引き継ぐ
・サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場のゼロカーボン・DXの先進的取組を共同して発信
・「水育」などの環境教育コンテンツを信州環境カレッジ等で展開
・信州で学ぶ「未来の森づくり」プロジェクトの実施
・「信州 山の日」の発信と取組の拡大
(4)地域の活性化に向けた魅力拡大に関すること
県内地域資源の磨き上げと活用
・サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場での魅力発信
・サイクルツーリズムの拠点整備
・「ワイン」をキーにした地域振興への取組の検討
・地域の魅力向上に向けた資産のブランド化に関する検討
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)