安房郡鋸南町、町政情報配信や道路の不具合通報等においてLINEを活用[ニュース]
transcosmos online communications株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:貝塚 洋)は、2021年8月3日より千葉県安房郡鋸南町(町長:白石治和)に、LINEを活用した行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)ツール「KANAMETO(カナメト)」を提供し、鋸南町のLINE公式アカウントを活用したDXの支援を開始した。
2021年8月3日、鋸南町は「鋸南町LINE公式アカウント」(アカウント名:鋸南町)をリニューアルし、各種町政情報のセグメント配信、居住地域別ごみ収集日案内メッセージの定期配信、災害情報や移住・定住に関するQAチャットボットなどを新たに提供。効果的な情報配信を通じて町民の利便性向上を図るとしている。
また、「みんなでつくる 三ツ星のふるさと・鋸南」を目指す将来像として掲げる鋸南町では、町民総参加型の町政を推進し、町民と行政が協働しながら、安心して住み続けられる豊かなまちづくりに取り組んでいる。鋸南町LINE公式アカウントにおいても、町民の声を聴き取り双方向なコミュニケーションを活性化させる機能を取り入れており、その一つが、KANAMETOの「自治体向け通報ソリューション」を活用した「住民通報」だ。
鋸南町の「住民通報」では、道路・橋、河川・水路、道路照明灯・街路灯の異常や破損、ごみの不法投棄、水道管の漏水、災害について、町民からLINEで通報を受け付け。チャットボット形式の通報シナリオに沿って、異常・破損等の発見日時、位置情報、画像などをLINEで送信できるので、通報の精度が向上する。町民にとっては、普段から利用しているLINEから、時間や場所を問わず手軽に通報できるので、地域全体の安心・安全確保に必要な情報を行政に集約することができるようになっている。
今後も、LINEを活用した町政情報発信や町民からの情報提供を推進し、町民と行政の協働による安全・安心なまちづくりを目指すとしている。
※「KANAMETO」とは
「KANAMETO」は、トランスコスモスとLINE株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコムの合弁会社であるtranscosmos online communications株式会社が開発・提供する、LINEを活用した行政のDXツール。住民が求める情報を届けるセグメント配信や、新型コロナウイルスに関連するQAチャットボット提供、防災情報の発信、道路や公園等の不具合の通報受付け、マイナンバーカード交付の窓口予約、チャットによる育児相談など、様々な住民サービスのデジタル化に活用されている。
※transcosmos online communications株式会社とは
transcosmos online communications株式会社は、トランスコスモス株式会社とLINE株式会社の合弁会社として、2016年5月に設立。2017年10月には米国セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesからも出資を受けている。LINEのプラットフォーム・ユーザー基盤とトランスコスモスの営業・開発力などを活かし、行政と住民のより良い関係構築を実現するさまざまなソリューション・サービスの提供に向けて取り組むGovTech(ガブテック)ベンチャーとなっており、2017年9月にはLINEを活用した行政のDXツール「KANAMETO」を開発、販売を開始している。(URL: https://transcosmos-online.com/)
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)