釧路市、障がい者向けにNet119緊急通報システムを7月に開始[ニュース]
釧路市では、障がい者を対象としたNet119緊急通報システムの提供を7月に開始する。
このシステムは、聴覚又は音声・言語機能に障がい等があり、音声による119番通報が困難な人が、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等のインターネット機能を利用し、音声を用いることなく円滑に消防機関へ緊急通報ができるというもの。
これにより、消防機関は事前に登録した情報やGPSから取得した位置情報を基に通報場所を特定し、チャット機能による文字のやり取りで通報内容を確認をおこなう。
このシステムは、釧路市消防本部管轄区域内(釧路市、阿寒町、音別町、白糠町)に居住又は通勤、通学しており、(1)聴覚又は音声・言語機能に係る身体障害者手帳を所有している人、(2)聴覚又は音声・言語機能障がい等により、音声での119番通報をすることが困難な人が利用対象となる。
利用希望者に対しては、6月16日(水)より受付を開始し、7月1日(木) から運用を開始する。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)