いわき市、公立小・中学校計99校が生徒向け健康観察アプリを一斉導入[ニュース]
福島県いわき市教育委員会は、株式会社リーバーと、医療相談アプリ・リーバーを利用した健康観察アプリ「LEBER for School」の利用契約を9月に締結し、10月から公立の小・中学校の計99校に一斉導入した。約27,000人がすでに利用を始めている。
新型コロナウイルスの流行を受けて、多くの学校現場が感染症拡大防止のための体温・体調の集計に苦心している。いわき市は、スマートフォンアプリ・リーバー を利用して体温・体調管理ができる、健康観察アプリ「LEBER for School」を市内の公立小・中学校に導入し、用紙への記入や手渡しなく、家庭から学校へデータを直接送信できる体制を整備した。
■LEBER for Schoolについて
学校とリーバー社が利用契約を結び、生徒(保護者)は医療相談アプリ・リーバーを通じて登録、学校(管理者)は専用の管理システムを利用する。料金は1名11円/月で、手頃なコストで生徒の健康管理に貢献し、同時に教職員の集計の手間を大幅に省くことが可能。教職員は健康観察票など紙で集計する手間がなくなり、学校全体の体温・体調の状況をグラフなどで確認できる。
■「LEBER for School」操作手順
・iOSおよびAndroidスマートフォンにアプリをインストール
・学校から配布されるQRコードを読み込む
・個人プロフィール(氏名、身長、体重等)を入力
・体温と検温時刻を入力
・厚生労働省推奨「新型コロナウイルス感染症等の健康観察票」に準拠した、体調に関する簡単な質問に回答
・自動的に教育機関へ送信
■医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」について
24時間365⽇スマホで医師に相談ができるアプリ。現在300⼈以上の医師が登録し、外出⾃粛等により病院 やクリニックに⾏きにくい人もアプリを通じて医師に気軽に相談することができる。
⼀般向け医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」に加えて、教育機関に毎⽇の検温結果と体調、出⽋席の報告ができる「LEBER for School」(6カ国語対応)、企業向けに検温・体調報告とストレスチェックを組み合わせられる「LEBER for Business」(6カ国語対応)も全国で導⼊拡⼤中。
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)