いきつけからはじめる地域のお仕事・お手伝い紹介『いきつけいなか』を高知県日高村、地域商社nosson、協働でリリース [ニュース]
高知県日高村は、日高村初の地域商社一般社団法人nossonと協働し、関係人口創出事業サービス、いきつけからはじめる地域のお仕事・お手伝い紹介サイト「いきつけいなか」をリリースした。
●サイトURL:https://nosson.jp
●事業の立ち上げ背景
内閣府が策定する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、地域に住む人々だけでなく、地域に必ずしも居住していない地域外の人々に対しても、地域の担い手としての活躍を促すことが述べられている。地方創生の当事者の最大化を図ることは、地域の活力を維持・発展させるために必要不可欠となっている。その流れをつくるためのサービスが地域(当事者側)で必要と考え、今回の取り組みに至っている。
●サービスの特徴
特徴1:いきつけ度で選べる、地域との関わりレベル
求人やお手伝いの募集にある“いきつけ度”は、地域との関わり方を表したもの。1時間程度の簡単なお手伝いから、1週間程度の滞在でできるお手伝い、移住して関わる協力隊まで、多様な関わり方を提案する。
※数値が高ければ高いほど、関わる時間や期間も長くなる。
特徴2:興味のある人は、少人数のオンライン“ホンネ居酒屋”へ参加
興味を持った人は、地域のホンネが聞けるオンライン居酒屋への参加が可能。求人や活動日誌だけではわからない地域のリアルを、地域で活動する元協力隊や行政担当者から直接聞くことができる。いいところもむずかしいところもざっくばらんに気軽に質問ができる。
特徴3:地域おこし協力隊インターン制度にフォーカスした高知発の関係人口創出サービスを目指す。
地方への移住に淡い関心を寄せる人や地域おこし協力隊をあまり知らない人も参加がしやすい地域おこし協力隊インターン制度を活用して、プログラムを組成していく。2週間〜最大3ヶ月までの短期プログラムで興味を喚起し、最適な形でマッチングさせて、いきつけはじめる地域との幸せな関係を構築していく。
※このインターン制度を活用したプログラムは2022年度から開始予定。
●高知県日高村について
日高村は日本有数の水質を誇る仁淀川に沿い、県庁所在地から16kmと県の中央部に位置し、村内3カ所のJR駅や国道整備により県内では比較的利便性が高い村。人口は、1954年(昭和29年)の7,926人をピークに減少が続き、2015年の国勢調査では5,030人まで落ち込んでいる。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)に準拠した推計によると、2060年には2015年比で総人口が約30%となる見込みだが、このような状況を逆に強みと捉え、さまざまな事業を民間と連携しながら取り組んでいる。
●高知県仁淀川流域を活動フィールドとする一般社団法人nossonについて
一般社団法人nossonは、地域再生推進法人であるNPO法人日高わのわ会からスピンオフした、高知県日高村を拠点とする地域商社。NPO法人日高わのわ会は、「できる人が、できる時間に、できることを」をモットーに、地域のお母ちゃんが中心となって活動している、地域再生推進法人に指定された団体。村をひとつの家族として考え、行政や企業ができない課題を、お母ちゃんの暖かさとお節介で解決しながら、地域を支えている。
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)