浜松市、データ連携基盤を活用した実証実験参加者を全国から募集[ニュース]
浜松市は、Code for Japan、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと連携し、データ連携基盤(実証環境)を活用した実証実験を支援する「Hamamatsu ORI-Project」への参加者を全国から募集している。本プロジェクトは令和2年度より実施しており、今年度は「第2期」となっている。
浜松市は、令和元年10 月「デジタルファースト宣言」を行い、デジタルの力を最大限に活かした持続可能な都市づくりの推進を掲げ、デジタル・スマートシティによる市民の生活の質(QoL = Quality of Life)の向上や、都市の最適化の実現を目指して取り組んでいる。
第2期である今年度はデータ連携基盤のユースケースや、新たなサービス・ソリューションの創出を目的に全国から実証実験の提案者を募集。募集する実証実験の対象期間は2021年8月~2022年2月の7か月間で、浜松市・浜松市官民連携プラットフォームからの「実証フィールド支援」や、各スポンサーより「通信環境」「実験用スマホ端末」などがそれぞれ提供される。
本プロジェクトの募集概要は次の通り。
【募集内容】
浜松市内をフィールドとし、浜松市が用意する「データ連携基盤(実証環境)」及びその他のデータを活用した、新しいアプリケーションやサービスを目指す実証実験プロジェクトを募集。
既存のアイディアに捉われない、自由なプロジェクトを期待しており、その中でも以下のテーマに関するプロジェクトを歓迎している。
<推奨テーマ>
・スマート農業・林業
・市民目線の暮らしやすさ
*Hamamatsu ORI-Project
Hamamatsu Open Regional Innovation Projectの略称。ORIと織(おり)をかけ、遠州織物をはじめとした繊維の街・浜松で、糸を紡ぐように官民が連携し新たなイノベーションを起こすことを目指す。
【募集対象者】
浜松市内をフィールドとし、データ連携基盤(実証環境)を活用した実証実験を希望する日本国内に存在する法人または個人。
【募集件数】
10件程度
【実証実験の対象期間】
2021年8月2日(月)〜2022年2月28日(月)
【実証実験への協力内容】
浜松市デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォーム、浜松市
・浜松市内におけるフィールド選定の協力
・プロジェクト実施に関する行政視点のアドバイス
・プロジェクトに関する広報支援
・(申請者に対して)補助金交付
一般社団法人コード・フォー・ジャパン
・データ連携基盤(実証環境)の提供
・データ連携基盤(実証環境)の利用に関するアドバイス
株式会社NTTドコモ
・SIMカード、スマホ貸出し(数日イベント~複数ヶ月。検証用10台程度)
・5G検証環境利用(5G対応エリアスペース、スマホ、ルータ(原則各1台)利用可能)
・モバイルコンサルティング(モバイル機器やサービスの紹介等)
KDDI株式会社
・SIMカード、スマホ貸出し(数日イベント~複数ヶ月。検証用10台程度)
・モバイルコンサルティング(モバイル機器やサービスの紹介等)
ソフトバンク株式会社
・SIMカード、スマホ貸出し(数日イベント~複数ヶ月。検証用10台程度)
・モバイルコンサルティング(モバイル機器やサービスの紹介等)
【募集要領】
プロジェクトWebサイトにある公募要領及び参加規約を確認し、申込書類を作成し、申込みを行う。
【申込受付期間】
2021年5月21日(金)〜2021年7月1日(木)17時必着
【プロジェクトWebサイト】
https://www.ori-project.hdsc.city/
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)