東京都福生市 多言語AIチャットボット・AIスピーカーの実証実験開始[ニュース]
福生市では、日本人にも外国人にも分かりやすい行政サービスの案内を目指して、コミュニケーションアプリ“LINE”を活用した、多言語AIチャットボット・AIスピーカーの実証実験を行っている。
実証期間は令和2年度から令和3年度までの2年間。
福生市は全人口に占める外国人の居住割合が6%超と多摩地域で最も高く、約60か国の国籍・地域の外国人住民が生活しており、「言葉の壁」により、行政サービスを知る機会やそれらの案内が不十分なのではないかと考えられている。
また、AI・IoTの社会実装の取組が全国的に始まっているため、多言語AIチャットボット等を活用した、日本人はもちろん、外国人にもわかりやすい行政サービス案内と、AIの分析に基づく新たな施策の立案を目指した初めての実証実験だ。
AIチャットボットを試したい方はこちらから
https://www.city.fussa.tokyo.jp/municipal/others/1010834.html
詳細な情報は次のとおり
【実証実験で提供されるサービス】
(1) 住民登録・各種証明に関する質問・回答
(2) 地域で活動する団体の一部を紹介
(3) 子育て分野に関する質問・回答
(4) 災害対策・防災分野に関する質問・回答
(5) 新型コロナウィルス関連に関する情報発信
※実証実験のため、提供するサービス内容や機能は、都度改善していく。
【AIが回答する質問例】
■ 市役所の開庁時間が知りたい。
■ 外国から引っ越してきたが、市役所のどこに行けばいいか?
■ 住民票の取り方が知りたい。
■ 料理のサークルはありますか?
■保育園について知りたい。
■自宅で地震が起きたときは?
【実証実験での対応言語】
・日本語
・英語
・中国語(簡体字)
・ベトナム語
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)