『これからの地方自治の教科書 改訂版』が発刊[ニュース]
法律関連出版物、各種データベースを提供する第一法規株式会社は、地方自治の初学者、自治体職員、地域と自治体に関心を持つすべての人に、『これからの地方自治の教科書 改訂版』を12月3日に発刊した。
地方自治の現場は実際にどうなっているのか、どういう問題が起こっているのか、自治体の仕事や人口減少、ICT、コロナ対策、SDGsなど自治体を取り巻く今日的なテーマを切り口として、「地方自治」の理念や意義、仕組みを学べる一冊となっている。
今回の改訂版では、新型コロナウイルス感染症対策における国と地方の動向、近年自治体において急速に進んでいる自治体 DXなどの、自治体を取り巻く今日的なテーマを取り上げている。
本書の特色は以下の通り。
・地方自治の理念や仕組み、実際の業務との関連について、自治体の仕事や行政サービス、具体的なテーマ(自治体 DX や個人情報保護法改正、人口減少、災害対応等)を通して解説。
・自治体職員や自治体議員、学生などの「地方自治」の入門書として最適!
・具体的な先進事例やエピソードを紹介するコラムも充実。
【商品概要】
商品名:これからの地方自治の教科書 改訂版
著:大森彌 大杉覚
定価:2,750円(本体:2,500円+税10%)
ページ数:340ページ
判型:A5判
発売日:12月3日
発売元:第一法規株式会社
【目次(抜粋)】
第1章 くらしに身近な自治体の活動
第1節 戸籍と住民
column:LGBTと自治体によるパートナーシップの証明
第2節 相談サービス
column:災害復興としての「リーガル・ニーズ」対応
第3節 子ども・子育て施策と学校教育
第4節 日常のくらしを支える公共サービス
column:柳川堀割物語
column:歩道橋と道路の哲学
第5節 年金・医療・介護
第6節 安全・安心、防災と「新しい日常」
column:災害時の自治体間連携の進化
第2章 憲法が保障する地方自治
第1節 憲法記念日と地方自治
第2節 「地方政府」としての自治体
column:日本国憲法第8章条文
column:「地方自治の保障」の世界的潮流
第3節 二元的な代表制の政府形態
第4節 二元代表制と「与野党関係」の誤解
第5節 自治体行政の独自性
第3章 自治体の仕組み
第1節 地方分権と自治体の新しい役割
column:国地方係争処理委員会
column:地方分権は永久改革?
第2節 自治体の種類
column:自治体行政の総合性
column:広域連携による圏域マネジメント
column:遠隔連携のさまざま
第3節 地方議会
column:議員提案による政策条例
第4節 首長と役所
column:「人財」育成と求められる職員像
column:オフィス改革による職場の風景の変容
column:管理職の心構え
第5節 自治体の財政と予算
column:地方分権による課税自主権の拡充
column:ふるさと納税と新たな財源確保の動き
第4章 変化に対応する自治体行政
第1節 地域づくりと自治体計画
column:政策、政策体系と計画
第2節 地方創生と地域力の向上
column:人口減少社会の到来と地方創生
column:地域カルテのススメ
column:「地域のけじめ」とシティプロモーション
第3節 行政の範囲と民間の活動領域の見直し
第4節 民間活用の進展
column:水道法改正とコンセッション方式
第5節 IT時代の情報政策
column:データ活用と法整備
第5章 住民参加と地方自治
第1節 行政運営の根拠と職員行動への理解
第2節 住民参加
column:自治基本条例
column:都道府県と市町村の新たな関係
column:住民参加と政策形成
第3節 選挙への参加
column:選挙権年齢の引き下げと有権者教育
第4節 議会との付き合い方
第5節 直接参政の制度
第6章 共生社会に向けた住民自治の可能性
第1節 都市型生活様式の普及と「私的自由」主義の定着
第2節 「ボランタリズム」─自発と自前の「元気」
第3節 格差の意識と均霑努力の「元気」
第4節 「和のイデオロギー」と抵抗の「元気」
第5節 自律的な秩序形成の「元気」
column:「地域共生社会」の実現と住民自治