ブログウォッチャー、九州産学団体ら5者、訪日外国人データの「おでかけウォッチャー」への搭載を視野に、全国主要自治体と実証事業を開始[ニュース]
ブログウォッチャー、九州大学、九州工業大学、九州経済調査協会、米国Nearの5社は、Nearが利用者同意を得て取得した訪日外国人旅行客の位置情報ビッグデータの加工、可視化を行い、自治体観光行政における訪日外国人データの活用可能性の検証を開始する。
実証実験では、2019年1-12月及び2022年1-12月までの訪日外国人の国内移動データを取得、加工し、観光スポット別に国籍別来訪者数及び観光スポット間周遊者数を集計。
そしてこれらを期間の絞り込みが出来るダッシュボードで可視化し、活用可能性を確認するというもの。
活用可能性の検証にあたり、全国自治体、観光協会及びDMOの協力を得る。協力が決定している団体は以下の通り。
・公益財団法人東京観光財団
・一般社団法人下呂温泉観光協会
・愛知県
・公益社団法人京都府観光連盟
・一般社団法人広島県観光連盟
・高知県
・福岡市役所
・長崎県
・一般社団法人佐賀県観光連盟
・一般社団法人九州観光機構
・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
・公益社団法人日本観光振興協会
この実証事業はNICTの「データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発(第3回)」に採択された「大規模位置データ連携による観光施策立案評価システムの研究開発(代表研究者 九州大学、研究分担者 九州工業大学、ブログウォッチャー、2020-2023」の一環で実施。
検証後は、ブログウォッチャーと九州経済調査協会で運営中のデジタル観光動態モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」において、2023年上期中を目標として、本研究開発成果を活用した訪日外国人動態分析機能を追加することを目指していく。
執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)