千葉県木更津市、子どもの安全な暮らし実現へ「見守りサービス」を導入[ニュース]
千葉県木更津市は、株式会社otta、ちば興銀コンピュータソフト株式会社と「子どもの見守りサービスに関する協定」を締結し、2023年9月より木更津第一小学校、木更津第二小学校及び西清小学校の3校より「見守りサービス」を開始する予定だ。
見守りサービスの概要
子どもたちに無償配布するお守り型の「見守り端末」は、端末を持った子どもが「見守りスポット」となる店舗や自動販売機の前などを通過した際、または、地域住民や地域商店から構成される「見守り人」とすれ違った際に位置情報の履歴を残す。保護者は端末から子どもの通過履歴を確認できる仕組みだ。
子どもが行方不明や迷子になった場合、保護者が端末の履歴を警察に開示することで、捜索の初動を早められる。
サービス導入の概要
木更津市は、子どもの安全が確保できる環境作りのため、サービスの導入に踏み切った。
子どもに関わる悲惨な事件や事故を少しでも減らすことを目的としている。
2023年9月に木更津駅周辺、および、市役所周辺を学区とする3つの小学校からサービスを開始する。対象となる小学校に在籍する希望者には見守り端末を無償で配布し、安全な登下校環境の構築や、サービスの効果について検証する。
木更津市は検証結果を踏まえた上で、サービスの拡充を狙う。子どもたちが安心して登下校できる環境をつくるため地域単位で見守るサービスを導入し、痛ましい事件や事故から市民を守る。
(執筆:デジタル行政 編集部)