岩手県花巻市がNeat製品導入でWeb会議環境を刷新

岩手県花巻市がNeat製品導入でWeb会議環境を刷新

岩手県花巻市は、市民サービスの向上と業務効率化を目的にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画を策定し、オンライン申請やAI・RPAの活用による業務自動化を進めてきた。その一環として、庁舎間および外部とのWeb会議環境を刷新するため、ノルウェー発のビデオ会議デバイス「Neat」を導入した。この取り組みにより、従来のテレビ会議システムが抱えていた課題を解決し、自治体業務の円滑な遂行と市民サービスのさらなる向上を実現している。

Neat導入の背景と選定理由

花巻市では、従来のオンプレミス型テレビ会議システムを使用していたが、音声品質の低さや操作性の悪さが課題となっていた。また、コロナ禍を経てWeb会議の重要性が増し、外部機関との連携強化を図る必要性が高まったことから、クラウド型システムへの移行を決定。その中で、高品質な音声と映像を提供するNeat製品が選定された。Neatは騒音の多いサーバールームでの試用環境でもクリアな音声を提供し、直感的な操作性が職員から高く評価されたことから、スムーズな導入が実現した。

Neatが実現した「普通に使える」環境

Neat製品導入後、花巻市における職員間および外部とのコミュニケーションは大幅に向上した。従来のシステムで頻発していた「音声が聞き取りづらい」「操作が複雑」といった問題が解消され、利便性が格段に向上した。

特に、Neat製品はWeb会議だけでなく、庁舎間での職員研修や採用面接にも活用されている。リアルな臨場感を生み出す高品質な映像と音声は、職員から高い評価を得ている。

未来を見据えた自治体DXの進化

花巻市はNeatの導入によりWeb会議環境を刷新し、業務の効率化と市民サービスの向上を実現した。今後も柔軟な拡張性やAI技術を活用し、さらなる内外コミュニケーションの円滑化を推進していく。

(執筆:デジタル行政 編集部)