埼玉県久喜市、学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を導入

久喜市は、株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤潤、以下COMPASS)が開発提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を市内の一部の市立小中学校へトライアル導入し、さらに久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携する取り組みを開始した。
導入の背景
久喜市はGIGAスクール構想のもと、1人1台端末環境を整備し、教育のデジタル化を推進している。その中で、教育データの利活用が次の課題として浮上しており、COMPASSは子どもたちの「個別最適な学び」の実現を目指し、さまざまな教育サービスと連携を進めてきた。
今回の取り組みでは、久喜市内の一部の市立小中学校に「キュビナ」をトライアル導入し、学習データを久喜市の教育ダッシュボードへ連携することで教育の質を向上させることを目指す。

学習データの連携
学習データの連携により、教育データが学習者自身にとってより便利で効果的に活用できるようになる。自治体や学校、専門家と連携し、法令を遵守しながら安全性とセキュリティを確保して運用を進める。

連携予定のキュビナの学習データ
1.日々の学習活動のデータ
- 学習履歴や解答データを活用し、児童生徒の学習状況を可視化
2.詳細で多様なデータ項目
- 1問ごとの正誤や解答内容(テキスト・手書きデータ)
- 解答時間や解説を読んでいる時間
- 習熟度スコア
- 問題ごとのメタデータ
これらのデータを活用することでより細やかな学習指導が可能となり、児童生徒一人ひとりに応じた最適な学びの支援が実現する。
今後の展望
久喜市は「キュビナ」の導入および学習データの連携を通じて、教育のデジタル化をさらに推進し、個別最適な学びの実現に向けた環境整備を進める。今後もデータを活用した学習支援の可能性を探り、より効果的な教育施策を展開していく。
(執筆:デジタル行政 編集部)