長野県東御市、LINEとメール配信システムの自動連携機能を導入[ニュース]
長野県東御市は、兵庫県の株式会社アローリンクが提供する、メールとLINEを自動で連携する機能をLINE公式アカウントに導入した。
今回の取り組みは、「持ち運べる役所」としてLINE公式アカウントを活用し、利便性を高める狙いがある。
導入背景
東御市ではこれまで、メールで行政情報や緊急情報などを市民に連絡するシステムを活用していた。
従来の方法からの改善点として、情報を必要とする市民を的確に特定して配信する仕組みの導入や配信作業の簡略化・効率化が求められていた。
これらを改善するため、多くの人に利用されるLINEとの自動連携を導入した。
システム概要
今回導入されたシステムでは、従来のシステムからメールを送信するだけで、LINEを利用する住民へ自動転送できる。
職員側からのLINEにおける送信設定は不要。
送信するメールを自動でLINEメッセージに変換して転送できる。
また、今回の導入によって、LINEから取得した情報に基づくセグメント配信が可能になった。
この機能では市が配信するメッセージを、市民から取得した情報をもとに絞り込んで配信できる。
加えて、カテゴリーごとに、情報をLINEで受け取るかどうかを選べるようになった。
(執筆:デジタル行政 編集部)