山梨県、AI防犯アプリ「SASENAI」を採択[ニュース]

山梨県、AI防犯アプリ「SASENAI」を採択[ニュース]

山梨県が行う事業「やまなしアクセラレーションプログラム」にて、AI防犯アプリの「SASENAI」が採択された。
当アプリは東京都港区のVxTech株式会社が開発・提供するもの。

採択背景

「やまなしアクセラレーションプログラム」は、県内におけるスタートアップ企業の創出・拡大・定着を促進し、イノベーション推進に貢献することが目的。
参加するスタートアップは約4ヶ月にわたって、さまざまな伴走支援や県内企業とのマッチング支援を行い、成長を促進する。
本年度は、全国のスタートアップから6社が採択された。
VxTech株式会社はそのうちの1社で、2025年2月までプログラムに参加する。

システム開発経緯

近年、日本では子どもの登下校中において見守る人がいない「見守りの空白地帯」における事件や事故が問題となっている。
政府や自治体が対策を行っているものの、ボランティアの高齢化・人手不足によって、今後空白地帯が拡大することが懸念されている。
特に過疎化が進む地域では、子どもが犯罪に巻き込まれないための見守りが社会課題だといえる。
「SASENAI」は、犯罪から子どもを守ることを目的とした、AIを活用した防犯アプリ。
山梨県は今回の事業へ採択することで本アプリの精度向上を加速させ、子どもへの犯罪を未然に防げる社会づくりへの貢献を期待する。

(執筆:デジタル行政 編集部)