鹿児島県鹿児島市、路線バス運行データ分析支援システムを導入[ニュース]

鹿児島県鹿児島市、路線バス運行データ分析支援システムを導入[ニュース]

2024年10月、鹿児島市交通局は路線バスの運行データを分析するシステムを導入した。
当システムは東京都千代田区のSWAT Mobility Japan株式会社が開発・提供したもの。

導入背景

鹿児島県の鹿児島市交通局では、公共交通における利用状況・人口動態の変化や、運転士不足などが課題となっている。
鹿児島市交通局では現状、路線・ダイヤへの見直しによる効率化に取り組むことによって、利便性の確保を図っている。
一方で、局の職員の手によって行っていた見直しは、データの活用の面で限界があった。
今回、乗降データを有効に活用し、人口分布や人流などのデータも組み合わせて効率的に分析するため、システムの導入がすすめられた。
システム導入後は、便数・運行区間・車両サイズ・人口分布分析の4つの観点から、ダイヤ改正が提案されている。

システム概要

今回導入されたシステムでは、市電や市バスの運行路線・系統・便・券種など多角的なデータの分析を1クリックで行える。
また、地図において乗降データを可視化する機能も搭載しており、誰もが容易に運行課題を特定し、改善のための提案を行えるようにする。
これによって、路線やダイヤへの見直しに必要な作業が減り、効率化することが期待される。

(執筆:デジタル行政 編集部)