広島県三原市、庁内DXで問い合わせ対応効率化へ[ニュース]

広島県三原市、庁内DXで問い合わせ対応効率化へ[ニュース]

広島県三原市は、株式会社スタディストが提供するマニュアル作成・共有システムの「Teachme for Public」を2024年9月に導入した。
本システムは全職員が利用できる形で導入され、業務知識の共有や引継ぎの効率化、問い合わせ対応削減や市民向けサービスの向上に貢献する見通しだ。

背景

三原市に限らず、地方自治体では職員の異動が多いことで引継ぎ業務が多発する。
三原市では、引継ぎの際に人によって業務のフォーマットが異なる、マニュアルがどこにあるのか分からないなどのトラブルが多発することが課題だった。
また、市役所職員からデジタル化戦略課への年間8,000件を超える問い合わせへの対応時間を削減することも求められている。
今回、システムの導入と同時にマニュアルを整備し、引継ぎの効率化・ノウハウを残せる体制の構築・業務効率化を目指す。

システムの選定理由

今回導入された「Teachme for Public」は、国内外2,100社以上の企業で利用されているため、システムに対する信頼性が高いといえる。
また、LGWANに対応しており、クラウドサービスでありながらセキュリティを維持して行政専用ネットワークとして使用可能だ。
また、マニュアルの作りやすさ・見やすさにも定評があり、職員にとって使いやすいサービスであることも導入の決め手となった。

(執筆:デジタル行政 編集部)