鹿児島県日置市、メタバースと地域通貨を用いて関係人口創出を目指す[ニュース]

鹿児島県日置市、メタバースと地域通貨を用いて関係人口創出を目指す[ニュース]

2024年9月、鹿児島県日置市は人口減少による事業の担い手不足解消を目指した取り組みの一環として、株式会社カヤックと「ひおきとプロジェクト」関連の連携協定を締結した。「ひおきとプロジェクト」は、日置市における関係人口創出を目指す事業だ。
本協定に基づいて、カヤックが開発した地域通貨「まちのコイン」を市に導入し、メタバース「ネオ日置」でも利用可能になる予定。

背景

鹿児島県日置市では近年人口減少や高齢化が進んでおり、担い手の確保が課題とされている。
課題解決のために市は2021年10月に「ひおきとプロジェクト」を開始し、2022年にはインターネットにおける交流促進のため、メタバース空間「ネオ日置」を立ち上げた。
今回の取り組みは、これまでさまざまな自治体の発展に貢献した「まちのコイン」をネオ日置に導入することで、市内外の人々が日置市に関わる機会を創出することが目的だ。

利用の流れ

「まちのコイン」利用には、スマートフォンにアプリをダウンロードする必要がある。
アプリ内の「コインをもらう/使う体験」を選択して取り組みの店舗・加盟団体に足を運び、エコバッグの持参やごみ拾いなどを行えばまちのコインが貰える。
「まちのコイン」は市内やネオ日置のさまざまなスポットで、鹿児島弁を教えてもらったり、規格外の野菜をもらえたりなどの体験に利用可能。

(執筆:デジタル行政 編集部)