愛媛県、「デジタル実装加速化プロジェクト」にnat株式会社を採択[ニュース]
愛媛県では、デジタルソリューションを県内事業者・自治体などに実装することで地域課題解決を図る「トライアングルエヒメ」を行っている。
今回、「トライアングルエヒメ」の推進事業である「デジタル実装加速化プロジェクト」に、東京都港区のnat株式会社が採択された。
詳細
愛媛県における解決すべき課題の一つとして、消防署における調査業務の負担がある。
写真撮影や計測作業などの手間に加えて、誤採寸や測定誤差などによる正確性のぶれも課題で、調書作成業務に多くの工数がかかっている。
今回、nat株式会社のAI測量アプリ「Scanat」を取り入れることで、業務の効率化や技術継承の簡易化が図られた。
今後は愛媛県内の消防署で先行取り組みを行い、実装を拡大する予定。
これによって防災管理を高度化し、住人が安全に暮らせる愛媛県の維持に貢献する。
「トライアングルエヒメ」概要
「トライアングルエヒメ」は、愛媛県内を実装フィールドに設定し、多種多様な産業における地域課題の解決を図るもの。
事業においては愛媛県が民間事業者から企画・提案を募集し、実現性の高い提案を採択する。
採択プロジェクトでは、現地の事業者と共同体を組成し、課題解決に必要なデジタルソリューションについて実装検証を行う。
(執筆:デジタル行政 編集部)