愛媛県西条市、予防接種デジタル予診票サービスを導入、四国地方では初[ニュース]
愛媛県西条市は、株式会社ミラボが提供する、乳幼児期における予防接種のデジタル予診票サービス「mila-e(ミライー) 予防接種」を導入した。2024年8月より、西条市内の2医療機関で運用を開始する。
保護者はこのサービスによって、予防接種予診票をスマートフォンで記入して提出できる。また、医療機関や自治体は、オンライン上で予診票の確認や各種手続きが可能だ。
導入への背景
西条市では、予防接種予診票の記入および請求処理を紙ベースで行っている。
一方で、予診票への記入には手間がかかるうえ誤字も多く、予防接種完了から請求処理までに膨大な時間を要していた。
そこで西条市は、医療機関や自治体の業務効率化を図るほか、子育て家庭への負担軽減に向け、予診票のデジタル化を決定し今回の導入に至った。
デジタル活用で子育て支援事業をDX化
西条市ではこれまでにも、子育て支援アプリの導入や応援サイトの運営など、子育て支援におけるデジタル化を図り、手厚いサービスを提供してきた。
また2023年度からは、マイナンバーカードを活用した予防接種と母子保健DXにおける実証事業を行っている。
さらに、妊婦検診や乳児検診におけるデジタル化への取り組みを、2024年度中に開始する予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)