鹿児島県指宿市、窓口のデジタル化を目指した実証実験を開始[ニュース]
鹿児島県指宿市は、東京都のTOPPAN株式会社と共同で、窓口のDX化を目指した実証実験を行う。
本実証実験は「利用者が窓口に行かなくてよい(行かない窓口)」「情報を紙に書かなくてよい(書かない窓口)」の2点に着目し、利便性向上や職員の負担軽減を図る。
概要
本実証実験は、総務省が主導するプロジェクトの一環として行われる。
住民と行政の接点を改善し、利便性の向上と業務の効率化を実現し、そのモデルを普及させることを目指す。
指宿市では令和5年から、DX推進を実施していた。
また、共同で実証実験を行うTOPPANではこれまで「行かない窓口」実現に向けて、豊富なノウハウを蓄積してきた。
そのほか、タブレットを用いた申請システムによって「書かない窓口」実現を目指している。
背景
自治体の行政DXでは、窓口のDX化とオンラインを用いた申請方法の拡充を別個の取り組みとして導入することが多い。
その場合、費用面や作業の増加など、職員・施設への負荷が課題だった。
指宿市では2023年からTOPPAN株式会社と連携協定を締結。
オンライン申請の拡充をはじめとした、自治体DX推進を目指した検討を共同で進めている。
今回、総務省の「自治体フロントヤード改革モデルプロジェクト」において指宿市がモデル自治体に選定されたことをきっかけに、さらなる利便性向上・業務効率化を目指す方針である。
(執筆:デジタル行政 編集部)