奈良県広陵町、GO株式会社と連携で妊産婦を対象にデジタルタクシーチケットを配布[ニュース]
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奈良県広陵町は、町内に住む妊産婦を対象にデジタルタクシーチケット「GOチケット」の配布を目指し、タクシーアプリを展開するGO株式会社と連携協定を締結した。令和6年度中にGOチケットを配布し、実証実験を開始する予定だ。
また、奈良県の自治体におけるデジタルタクシーチケットの配布は、今回が初の取り組みとなる。
概要と導入への背景
GOチケットとは、従来利用されてきた紙のタクシーチケットと同様に、乗車料金の支払いで使えるデジタルタクシーチケットである。
広陵町内で住民アンケートを実施した結果、免許や車を所有していない子育て世代や、子どもを連れて公共交通機関を利用しづらい妊産婦などから、タクシーを利用したいとの声が多かった。
この結果を踏まえ、広陵町では移動による不安の軽減を目指し、妊産婦や子育て世代に寄り添うべく「GOチケット」を採用した。
デジタルを取り入れた子育て支援
広陵町ではこれまでにも、若者や妊産婦からの意見を積極的に取り入れるほか、子育て支援策としてデジタルを活用した多様な取り組みの実施をしてきた。
今回の取り組みでは、妊婦検診や乳児検診などの移動手段としてGOチケットの活用を促し妊産婦の負担軽減を図り、デジタル活用でさらに子育てしやすい地域の実現を目指す。
（執筆：デジタル行政 編集部）