福岡県添田町、観光デジタルマーケティング推進に向け産学官で連携開始[ニュース]
福岡県添田町は、株式会社オプテージ(以下、オプテージ)・九州産業大学と連携し「そえだ巡りデジタルスタンプラリー」を開始した。産学官連携のねらいは、添田町での「デジタルマーケティング」確立にある。
産学官連携の取り組み
添田町が主催する「そえだ巡りデジタルスタンプラリー」は、添田町の名所をスマートフォン片手に巡るイベントだ。各地でスタンプを集めると、一定個数ごとに抽選のチャンスが得られる。
本イベントは、添田町がオプテージ・九州産業大学と連携して開催している。オプテージが開発したツールを提供し、九州産業大学のゼミがマーケティング調査・分析を担当している。
「観光デジタルマーケティング」の確立に向け、添田町は以下の要素を重要視している。
- デジタルマーケティングツールの適用
- デジタルマーケティングスキルを有した人材の育成
- 観光振興に向けた地域全体での意欲促進
イベント実施後のデータは添田町の観光業従事者に共有される。本イベントは、添田町における観光デジタルマーケティングのモデルとなる見込みだ。
添田町と観光業
添田町は、福岡県の東端に位置する。かつて大国主命が出雲から「英彦山(ひこさん)」に移り住み、開拓を進めたことがこの町の起源と伝えられている。
添田町が擁する英彦山は「山伏の修行地」としても知られており、修験道の史跡・神社などの観光地も豊富だ。登山者も訪れる山であり、さまざまな観光客が訪れている。
添田町の町民憲章第5条には「魅力ある観光のまちをつくる」とある。添田町は町の観光資源を最大限活かすため、デジタルを活用した新しい観光のかたちに挑戦する。
(執筆:デジタル行政 編集部)