神戸市、市民が運動習慣を継続するための実証事業を実施[ニュース]
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神戸市と、株式会社アシックスをはじめとする複数企業・団体は、市民が運動習慣を継続する目的の実証事業を行い、一定の効果を確認した。
この事業は、柏の葉スマートシティ（千葉県）で提供されている「スマートライフパス」と「Dot to Dot」を共同利用し、特に運動実施率が低い20〜40代の女性を対象に実施されたものである。
実証事業の結果と今後の予定
実証事業では、健康アドバイスアプリ「カロママ プラス」やフィットネスアプリ「Beatfit」など複数のウェルネスサービスが提供され、参加者の運動量の増加や行動変容が確認された。
アンケート調査によれば、運動量が増加した参加者は16%に上り、提携サービスの利用をきっかけとして運動が習慣化したことが明らかになっている。また、個人データの第三者提供に対する参加者の抵抗感は少なく、メリットが明瞭であればデータ提供に前向きであることが分かった。
今後、神戸市と関連企業・団体は、本事業の結果を踏まえて健康増進に向けた継続事業を検討し、新たなサービス開発を目指す。
本実証事業は、自治体がデータ連携基盤を個別に構築することの負担を軽減するため、既存のサービスと基盤を共同利用する形で行われた。よいサービスとデータ連携事例を全国の自治体で共有し、生活者の豊かな暮らしに貢献することを目指すとしている。
（執筆：デジタル行政 編集部）