和歌山県有田市、市内の小中学校に口座振替業務支援サービスを導入[ニュース]

和歌山県有田市、市内の小中学校に口座振替業務支援サービスを導入[ニュース]

和歌山県有田市は、市内の小・中学校全8校に「koufuri+(コウフリプラス)」の導入を開始した。株式会社エンペイの提供するサービスを活用し、有田市は教職員の業務負担軽減を図る。

サービス導入の目的

「koufuri+(コウフリプラス)」は、口座振替や集金業務を支援するサービスだ。有田市では本サービスを「教職員の負担軽減」を目的に導入している。また自治体への本サービス導入は、有田市が全国初の事例だ。
給食費や教材費などの学校徴収金の集金は、教職員・教育委員会にとって業務負担が高い。koufuri+の導入により、これまで教職員が担当してきた集金業務・未払い家庭への連絡などが不要になる。業務量を削減できるため、教職員の働き方改革につながると期待されている。
またkoufuri+導入により、従来のように「茶封筒に現金を入れる」形式ではなくなる。保護者からは、子どもが現金を持たなくて済む点も評価されている。

有田市の学校における働き方改革

有田市は「子どもたちが充実した学校生活を送るためには、先生が生き生きと働けることが大切」として、教職員の働き方改革を推進している。
教職員の持ち帰り業務・長時間の時間外労働解消に向けて、有田市は以下のような対策を実施している。

  • 夜間や休日、勤務時間外は電話対応を停止
  • Excelで勤務時間を管理し、業務改善や見直しを実施
  • 教職員のストレスチェック実施

今回のkoufuri+導入も、働き方改革推進が目的だ。有田市は今後も教員の働き方改革に取り組み、市内の学校現場をサポートする。

(執筆:デジタル行政 編集部)