裾野市、公式Webサイトにデジタルガイドを導入 住民の利便性向上を目指す[ニュース]

裾野市、公式Webサイトにデジタルガイドを導入 住民の利便性向上を目指す[ニュース]

静岡県裾野市は、裾野市公式Webサイトに株式会社テックタッチが提供する「テックタッチ」を導入した。デジタルガイドの導入で、住民の利便性向上を図るねらいだ。

裾野市のフロントヤード改革

裾野市はこれまで住民サービスにおいて、以下の課題を抱えていた。

  • 市役所での手続きが課ごとの縦割り対応であり、来庁者がどの窓口を利用すればよいかが分かりにくい
  • 裾野市公式Webサイトのユーザビリティが低く、市役所への電話問い合わせが発生している

このような課題を解決するため、裾野市はフロントヤードでのさまざまな改革を推進してきた。

窓口サービスでは「ワンストップ窓口」の実現が目指されている。2023年10月にはオンラインで窓口予約ができるシステムを導入し、2024年中には転入・婚姻などの行政手続きを「書かないワンストップ窓口」とする予定だ。住民が「待たない・書かない・回らない」行政サービスを提供するため、裾野市は窓口サービスの改善に取り組んでいる。

公式Webサイトの改善

裾野市が取り組む「もう一つのフロントヤード改革」が、公式Webサイトの改善だ。利用者が簡単に情報収集できるシステムを構築するため、裾野市公式Webサイトにデジタルガイド「テックタッチ」が導入された。
裾野市Webサイトには、一部の申請等手続きをオンラインで受け付ける専用バナーも設置されている。このような改善により、裾野市は住民の負担軽減にも取り組んでいる。
また裾野市におけるフロントヤードの改革は、総務省の「自治体フロントヤード改革モデルプロジェクト」にも選ばれている。裾野市は窓口・Webサイトの利便性向上により、住民から「頼りになる窓口」とされることを目指している。

(執筆:デジタル行政 編集部)