藤沢市、建築関連手続きのナビゲーションを自治体で初めて開始[ニュース]
藤沢市は、2024年2月に提供開始をした行政DXプラットフォーム、『わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ』に建築カテゴリを2024年6月3日(月)より追加する。
これによって、複数部署にまたがる手続きを1箇所で案内でき、建築事業者は必要な手続きを簡単に把握できるようになる。
背景
従来、建築関係の手続きは複雑で職員の経験に左右されていた。
用途地域や都市計画区域などで異なる建築手続きを一元化するため、職員の経験に依存しない情報検索を可能にする仕組みを整備し、事業者と職員の負担を軽減する。
特徴
建築カテゴリでは、工事地域の情報や建物の用途・面積・高さなどの質問に回答することで、必要な手続きや利用可能な補助制度が案内される。
手続きの案内は94件に及び、既存のカテゴリ(結婚・出産・離婚・引越・死亡)と同様に質問への回答のしやすさを実現している。
提供範囲
建築行為・建物改修行為に関する手続きが対象。
今後は、解体工事・土地の造成・複雑な用語の解説機能などのメニュー追加も検討中。
狙い
アスコエパートナーズが開発したナビエンジンの導入によって、質問数が削減され、利用者の負担が軽減される。
また、職員も手続きの案内漏れリスクが低減され、建築関連手続きのユーザーエクスペリエンスが向上する。
藤沢市は住民により便利な行政サービスを提供し、行政業務の効率化に貢献する。
(執筆:デジタル行政 編集部)