兵庫県多可町、健康づくりアプリでマイナンバー連携を開始[ニュース]
兵庫県多可町は、町民向けのアプリ「加西・多可健幸アプリ」でマイナンバー連携を開始した。連携によって入力間違い・なりすましを防ぐだけでなく、ポイント付与の対象も拡大される。
加西・多可健幸アプリとは
多可町では高齢化が進んでおり、医療・介護に関する課題への対策が求められている。そこで多可町は2020年に、高齢者をはじめとする多可町民の健康づくりを支えるため「加西・多可健幸アプリ」の導入を実施した。
本アプリでは、利用者の活動に応じて「健幸ポイント」が付与される。ポイント付与の対象となる活動は以下の通りだ。
- ボランティアやイベントへ参加する
- 一定歩数を歩く
- 体組成測定を受ける
- 特定健診や人間ドックを受ける
貯まった健幸ポイントは、多可町商工会の商品券と交換できる。
マイナンバー連携と新機能
加西・多可健幸アプリでは、2024年6月1日からマイナンバーカードとの連携運用を開始している。マイナンバーカードとの連携で、健幸ポイント交換時の入力間違い・なりすましを防ぐねらいだ。
またアプリ内でマイナンバーカードを認証すると、以下の活動がポイント付与対象に拡大される。
- 多可町公式LINEからフレイル度チェックを受ける
- 町民主体で開催される「通いの場」に参加する
ポイント付与対象を拡大することで、高齢者の健康増進・社会参加の促進を図るねらいだ。
多可町は加西・多可健幸アプリを通じ、住民の健康維持をサポートしている。
(執筆:デジタル行政 編集部)