都城市、二年連続で日本DX大賞を受賞[ニュース]
6月21日(金)、第三回日本DX大賞の発表会が開催され、行政機関・公的機関部門では都城市が2大会連続で大賞を受賞した。
行政部門からは、佐賀県、福島市、佐賀市、そして都城市がファイナリストとしてノミネートされた。
都城市は「全国初!自治体専用生成AIプラットフォーム「zevo」で自治体の未来を切り拓く」でエントリー。同市がシフトプラス社と昨年6月に共同開発した自治体専用回線で利用可能な生成AI「zevo」を、全国の自治体での利用促進を図った。
「zevo」は都城市で現在9割以上の部署で利用され、文書作成や校正、プログラミングなど幅広く活用されている。また、カスタマイズ可能な独自AI機能を導入して、業務効率化に貢献。さらに、10種類の生成AIモデルに対応し、他自治体への横展開を進めるため無償での実証利用も実施し、300弱の自治体が利用し、50以上の自治体が令和6年度に予算化した。
同市は第一回日本DX大賞で「行政機関部門」優秀賞を受賞し、昨年第二回は「行政機関・公的機関部門」で大賞、「人と組織部門」で優秀賞を受賞している。
登壇した都城市総合政策部 デジタル統括課 主管 佐藤 泰格氏は、「生成AIに今回の日本DX大賞の情報を読み込ませて、どこの都市が大賞を獲るのかと予想をさせたら都城市ではなかったので諦めていたのだが、今回このようにご評価いただき大変うれしく思います。」とユーモアを交えてコメントした。
また、「行政も変わらなければいけない。大賞を獲って終わりということではなく、新しいデジタルを進めていく必要がある。都城市は全方位全分野でデジタルを進めていくので、また来年も皆さんとお会いできるように頑張ってまいりたい」と締めくくった。
(執筆:デジタル行政 野下 智之)