長崎県、県民向け妊活サポート事業の継続を決定 LINEで専門家へ気軽に相談[ニュース]
長崎県は、県内で実施している「妊活LINEサポート事業」について、今年度も事業継続をすると発表した。本事業は株式会社ファミワンが提供するサービス「famione(ファミワン)」を活用したもので、長崎県はfamioneを2021年から導入している。
長崎県と妊活
近年の長崎県では、不妊や少子化の課題が顕在化している。長崎県はこの状況を受け、不妊治療費の助成や保健所での相談受付などの対策を実施している。こうした取り組みの一つとして始まった事業が「妊活LINEサポート事業」だ。
妊活はプライベートな問題であり、周囲への相談も難しいと感じる人も多い。そこで長崎県は「LINEから専門家に相談できるサービス」を提供することで、不妊に悩む県民のサポートに取り組んでいる。
サービスの概要
本事業で実施されているサポート内容は以下の通りだ。
- 臨床心理士や保健師への、妊活・不妊治療に関する匿名相談
- 相談者の状況に応じ、適した病院(婦人科)を紹介
- 月経や更年期の悩み相談
- メンタルケア、生活習慣改善に関する相談
また本事業は、県が発刊する情報誌「つたえる県ながさき」や、子育て支援イベントでの宣伝も実施されている。妊活に悩む県民が「もっと早く知りたかった」と後悔しないために、長崎県は普及啓発に力を入れている。
長崎県は妊活LINEサポート事業を通じて、県民のサポートを実施すると同時に、県の少子化対策を図る。
(執筆:デジタル行政 編集部)