長野県中野市、公認VTuberをAI化 キャラクターとリアルタイムで対話可能に[ニュース]
長野県中野市は、市の公認VTuberである「信州なかの」をAI化した。株式会社アドバンスト・メディアの提供するシステム「AI Avator AOI」を活用することで、AI化したVTuberとのリアルタイムなコミュニケーションが実現した。
VTuber「信州なかの」とは
「信州なかの」は、中野市が制作したバーチャルYouTuber(VTuber)だ。中野市内の農産物・観光情報などを発信するため、YouTubeでの動画投稿・ライブ配信のほか、各種SNS上で活動している。
「信州なかの」のYouTubeチャンネルでは、中野市のさまざまなトピックについて説明する動画が投稿されている。北信地方の方言を交えた口調が人気を呼び、チャンネル登録者数は2024年6月時点で3000人を超えている。
AI化と活用事例
動画上での活動が多い「信州なかの」とのリアルタイムな対話を実現するため、中野市はAI化を実施した。AI化した「信州なかの」は、性格・口ぐせなどのキャラクター設定や、特徴である北信地方の方言がそのまま再現されている。
AI化した「信州なかの」は、市内で開催されたイベントに先行登場している。2024年5月から開催される「バラまつり」でも導入され、中野市の魅力を発信するコンテンツとして活用される予定だ。
中野市はVTuberと対話できるコンテンツを活用し、広報活動の強化を図る。
(執筆:デジタル行政 編集部)