埼玉県戸田市、ワンコイン浸水センサの実証実験へ参加[ニュース]
埼玉県戸田市は、大雨による浸水被害に備え、令和5年から実施されている、ワンコイン浸水センサを用いた実証実験に参加した。
本実験への参加に伴い、市は令和6年3月までの期間において、計46基(※)の浸水センサを設置した。
※道路12地点(3基ずつ・合計36基)・河川2地点(3基+7基・合計10基)
概要
本実験は、令和5年から国土交通省が行っているもの。
道路や河川にワンコイン浸水センサを設置し、大雨による浸水の被害に備える。
設置された浸水センサは、水に触れることで浸水の発生を検知できる機器。
国はこのセンサを用いた実証実験で、小型かつ低コスト・長寿命でありながら広範囲に設置できる浸水センサの開発を目指す。
同時に、リアルタイムで広範囲の浸水情報を収集・共有することによる被害防止の有効性を検証している。
埼玉県内では、戸田市を含めた3市がこの取組に対して令和5年度以降先駆けて協力している。
市内での活用
埼玉県戸田市では、センサを活用して道路の冠水状況を早い段階で把握することで、円滑な通行止め措置を可能にしている。
また、川の水位をリアルタイムに確認することで、溢水の危険性を早期に情報共有することもできる。
(執筆:デジタル行政 編集部)