伊那市、メタバース空間で地域の魅力を発信 「伊那市メタバース」で観光体験を[ニュース]
長野県伊那市は、メタバース空間上で伊那市の観光体験ができる「伊那市メタバース」を公開した。
メタバースで地方創生
高遠城址公園の桜・ご当地グルメの「ローメン」など、豊富な観光資源を有する伊那市は、国内でも人気の観光地だ。しかし若者からの知名度が低く、伊那市の魅力が届いていないことを課題としていた。そこで伊那市はメタバースを活用し、若者へ観光体験を提供する取り組みを実施した。
伊那市はこれまでも、メタバースを用いた移住相談や婚活の支援などに取り組んでおり、今回は観光振興に活用して、地方創生を図る。
メタバース実現にあたっては、伊那市観光協会・デジタルハリウッド大学と協力している。また「伊那市メタバース」は、monoAI technorogy株式会社が提供するメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」上で公開されている。
伊那市メタバースの特徴
伊那市メタバースでは、以下のようなコンテンツが用意されている。
- パノラマビューで高遠城址公園の桜を体感
- 地酒をはじめとした、伊那市の特産物を紹介するブース
- 360度視点での高遠石工の鑑賞
- 自分好みの味付けができる、ローメンづくり体験
メタバース上のコンテンツは、デジタルハリウッド大学の学生が伊那市で実際に取材した内容をもとにしている。今後もさまざまなイベント情報が随時公開予定だ。
伊那市はメタバースによって市の魅力を発信し、観光振興と地域活性化に取り組む。
(執筆:デジタル行政 編集部)