福井県若狭町、観光DX推進のため連携協定を締結[ニュース]

福井県若狭町、観光DX推進のため連携協定を締結[ニュース]

福井県若狭町は、株式会社マイクロアド(以下、マイクロアド)と観光DXに関する連携協定を締結した。若狭町は本協定で、デジタルの活用による観光誘致プロモーションを推進する。

協定締結の背景

2024年3月に北陸新幹線が全線開業したことに伴い、若狭町では国内外からの観光客増加が見込まれている。しかし若狭町は観光業に関して「宿泊施設の減少」「インターネット上での情報発信が不十分」などの課題を抱えていた。

若狭町は本協定のもと、マイクロアドが提供する広告配信プラットフォーム「まちあげ」を活用する。課題だったインターネット上での情報発信を実現し、若狭町の観光DXを促進する。

また、若狭町は今後、マイクロアドと連携して「観光客層の分析」や「宿泊施設などの整備」「訪日外国人観光客の誘客促進」などのテーマにも取り組む方針だ。

若狭町の観光振興

若狭町はラムサール条約に登録された「三方五湖」や、鯖街道の宿場町である「熊川宿」などの観光資源を有している。

また、若狭町には古くから京都へ食材を運ぶ「御食国(みけつくに)」として、特有の食文化が存在している。三方湖のうなぎや、若狭湾で獲れる若狭ふぐ・アオリイカなど、グルメを目的として若狭町を訪れる観光客も多い。

2014年の舞鶴若狭自動車道の全線開通や、町内施設の新規開設などを経て、若狭町の観光客数はここ10年で増加傾向にある。2024年の北陸新幹線全線開業に加え、2025年の大阪・関西万博の開催もあり、若狭町では今後も観光業に有利な状況が続く見込みだ。

若狭町は「豊富な観光資源」と「デジタルの力」で、町内の観光振興を推進する。

(執筆:デジタル行政 編集部)