粕屋町、役場の多言語インフォメーション案内役として「AIさくらさん」を導入[ニュース]

粕屋町、役場の多言語インフォメーション案内役として「AIさくらさん」を導入[ニュース]

福岡県粕屋町は、町役場の案内役として「AIさくらさん」を導入した。仮想のキャラクター(アバター)と人工知能(AI)を組み合わせた「AIアバター接客」により、役場業務のDX化推進を図る。

「AIさくらさん」導入の背景

粕屋町は住民の利便性向上や業務効率化、スマートシティ実現のため、AIやIoTを活用した行政のDX化を推進している。AIさくらさんの導入も、この取り組みの一環だ。

町役場の案内役にAIアバター接客を活用することには、以下のメリットが挙げられる。

  • 職員の負担軽減
  • サービスの均質化
  • 外国人住民へのスムーズな対応 など

また、AIが来庁者の質問を学習することによって回答の精度が日々向上するため、サービスの最適化も自動で行われる。

AIさくらさんが担当する業務

庁舎1階のロビーに設置されるAIさくらさんは、庁舎の施設案内や周辺情報の提供などの業務を担当する。また、行政手続きに必要な書類を調べることもできる。

来庁者がタッチ操作や音声認識システムによって「質問」をすると、AIさくらさんが会話形式で自動回答する仕組みだ。日本語だけでなく、英語や中国語(簡体字・繁体字)、韓国語にも対応しているため、外国人住民への案内もスムーズに行う。

粕屋町はAIさくらさんの活用によって、多様化する住民のニーズをデジタルで解決する狙いだ。

(執筆:デジタル行政 編集部)