埼玉県ふじみ野市、デジタル学習ソフト・デジタル採点ソフトウェアを導入し児童と向き合う時間確保[ニュース]
埼玉県ふじみ野市では、市内全ての小・中学校においてデジタル学習ソフトと採点ソフトを導入した。これにより、子どもたちの学力や精神を育むとともに、教職員の業務改善を推進する。
背景
ふじみ野市における今回の取り組みは、デジタルソフトの導入によって教職員の業務負担を減らすとともに、生徒に向き合う時間を確保することが狙いだ。
導入されたソフトでは、自動採点や串刺し採点、個人成績表の自動出力などさまざまな機能が利用できる。ソフトを活用することで採点にかかる時間が短縮され、教師が児童と向き合う時間が従来よりも多く確保できると期待される。
ソフト内容
導入された学習ソフトには、約20万種類の問題からAIによって適した問題が出題されるAIドリルや、キャラクターによって学習がナビゲートされるプログラミング教材が導入されている。さらに、デジタル・シティズンシップスキルを児童に身に着けさせるための情報モラル・リテラシー教材も収録する。
採点ソフトは、答案用紙をスキャンすることでパソコン上での採点を可能にするブラウザ型の採点システムだ。採点結果は自動で集計されるため、成績処理に割く時間を削減し、その分の時間を児童と向き合う時間に充てられる。また、設問別分析や観点別分析の自動出力、さまざまな成績分析結果を学習支援の資料として活用することで、生徒一人ひとりへの最適な支援を推進可能だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)