静岡県浜松市、防災DXプラットフォーム「B-order」と備蓄品・避難所管理の防災DX検証を実施[ニュース]

静岡県浜松市、防災DXプラットフォーム「B-order」と備蓄品・避難所管理の防災DX検証を実施[ニュース]

静岡県浜松市が推進している「Hamamatsu ORI-Project」に、プライムバリュー株式会社によって提供される防災DXプラットフォームの「B-order」が参画した。浜松市では、B-orderを活用した備蓄品・防災DXの実証実験を行う。

実証実験概要

浜松市では、デジタル・スマートシティ浜松の実現に向けて、「Hamamatsu ORI-Project」を2020年より実施している。本実証実験もその一環だ。

実証実験は、令和6年2月5日から2月7日までの期間で行われる。実証実験の目的は以下のとおりだ。

  • 浜松市データ連携基盤とB-orderの連携テスト
  • 避難所における適切な状況把握
  • 避難所の資機材や備蓄物資などの対応状況の適切な把握・補完

また、具体的な実証実験内容としては以下が挙げられる。

  • 資機材・備蓄品の在庫管理の環境改善
  • 消費期限が近い備蓄品の寄贈通知機能
  • 災害発生時における備蓄品の消費把握
  • 支援物資が要請されるまでの時間短縮効果の計測
  • 衛星通信を用いた通信

「B-order」について

「B-order」は、災害時に行われる自治体と支援団体間の要請を効率よくやり取りし、円滑なコミュニケーションを可能にするためのプラットフォームだ。従来は電話やFAXで行っていたやり取りを、B-orderを活用することで迅速に行える。

各自治体が導入し、協定を結ぶ組織に対してアカウントを発行することによって、支援の要請ができるようになる。災害時に必要な機能は、自治体および協定先の企業・団体の両方が無料で利用可能だ。浜松市では、B-orderをはじめ、さまざまなデータ連携基盤を活用することで官民共創を図っている。

(執筆:デジタル行政 編集部)