神奈川県、小学生が対象の相乗りタクシー送迎サービスを開始[ニュース]
神奈川県は、子ども専用の相乗りタクシー送迎サービスを開始する。本格的な社会実装を前に実証実験を行った。また、メディア向けの試乗会は令和6年1月5日に実施した。
実証実験の背景
実証実験が開始する背景として、共働きの子育て世帯にかかる負担を軽減する目的がある。送迎の負担を減らすことで、子育て世帯の社会進出が容易になり、子どもの送迎問題も解消される見通しだ。
本サービスは令和6年1月15日〜2月18日までの期間で行われた。利用するには、事前にホームページから参加登録を行う必要があり、送迎希望の場所や習い事施設の日時を登録する形式だ。
相乗りタクシー送迎サービスの概要
今回のサービスは、運行エリアに住む小学生のみ。また、本事業に提携する習い事や医療施設に通うことも条件だ。スマートフォンで閲覧できる送迎見守り機能があるため、保護者は目視で子どもの場所を把握できる。
運行エリアは横浜市内や鶴見区、青葉区などがあり、費用は1回あたり500円。乗車する前々日までに乗車予約を行い、指定される停留所から小学生のみでタクシー相乗りをする流れだ。相乗りタクシー送迎サービスを利用できる対象の施設は、スポーツや学童保育、学習塾などが該当する。地域によって利用できる施設は異なり、今後の追加や変更の可能性もある。
(執筆:デジタル行政 編集部)