香川県善通寺市、転入と転出をワンストップで実現する実証実験をスタート[ニュース]

香川県善通寺市、転入と転出をワンストップで実現する実証実験をスタート[ニュース]

香川県善通寺市は12月より、マイナンバーカードを活用して転入と転出をワンストップで行える実証実験をスタートした。オンライン上のマイナポータルで、転出届と転入予約が可能。ライフラインの手続きも同時にできる点が特徴だ。

ワンストップサービスの概要

今回の実証実験で活用したサービスは「BizMINT引越」と「xID」だ。BizMINT引越のサイトからxIDを用いて、個人情報の入力や転入と転出の申請をする。xIDを利用することで公的個人認証が容易になり、行政に提出する個人情報の入力が一度で済む。マイナンバーカードを通して申請するため、正確な本人確認が可能だ。

転入と転出の申請がオンライン上でできることは大きなメリットといえる。窓口手続きが省略され、個人情報の提出も一度で済むためだ。また、今回のサービスではライフラインの手続きも可能となる。xIDを活用することで、企業やサービスごとに求められる手続きや個人情報入力の煩わしさからの解放が期待される。

善通寺市のDX施策

善通寺市は住民のデジタル化を促進するため、さまざまな施策を展開している。電子申請サービスや電子証明書のスマートフォン搭載、オープンデータなどによって地域住民の生活満足度の向上を図る。今回の実証実験もDX施策のひとつだ。市内外からの人口流動を促進し、デジタル化の時代に適したサービスの提供に努める。

(執筆:デジタル行政 編集部)