神奈川県鎌倉市、Another worksを通じてDXアドバイザーを採用[ニュース]
神奈川県鎌倉市は、2023年11月21日に、県内で初めて副業人材登用の実証実験を実施した。本実証実験において、「副業クラウドfor Public」を展開している、株式会社Another worksを通じて、即戦力となる副業アドバイザー1名の採用が決定した。
連携の背景と目的
近年、社会・経済情勢は大きく変化をしている。変化する社会・経済情勢にともない、地方においては地域ブランド育成・移住定住促進・まちづくり・高齢福祉・自治体DX促進など、さまざまな課題が存在する。
国際社会共通の目標であるSDGsでは「誰一人取り残されない」社会の実現を掲げている。自治体にも、地方が抱える課題への対応策の検討が求められる。
2023年9月に、鎌倉市はAnother worksとともに、行政で副業人材登用の実証実験を開始した。Another worksは、自治体の課題解決・地方創生のために貢献するために、自治体と連携を推進して、副業人材とのマッチングを支援している。
実証実験の概要
鎌倉市では、複業クラウド for Publicを通して、副業人材のDXアドバイザーを公募した。この度、専門的な知見と実績のある人材とのマッチングが成功し、DXアドバイザー一名の採用が決定した。
契約期間は、2024年5月末までとなっている。鎌倉市の課題解決に向け、オンラインでアドバイスを受けながらITリテラシーの向上をめざす。
複業クラウド for Publicの概要
複業クラウド for Publicは、専門分野の人材不足が課題となっている地方自治体が、副業人材を登用することで地方創生を推進できるサービスだ。民間の副業人材と自治体の職員で協働してプロジェクトを行い、行政や地域の課題解決実現をめざす。
(執筆:デジタル行政 編集部)